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はじめまして、産前産後ケアanzucco代表のガスケール杏子です。

「妊産婦さんが安心して新しい命を迎えることの出来る社会をつくる」をコンセプトに、産前産後ケアの会社を立ち上げ、経営しております。

そんな私も、2016年4月に長女、2018年12月に長男を出産し、現在子育て奮闘中。私自身が感じたこと、経験したこと、などをより多くの方とシェアしたいと思い、このブログを立ち上げました。私の判断基準ではありますが、一生懸命選んだもの、学んだ事、などを記録していきたいと考えています。同じ心配事や不安がある妊産婦さんにとって、少しでお役に立つことが出来れば嬉しいです。

 

 

anzuccoを起業するまで

海外留学を経て、大学卒業後、外資系投資銀行に勤務しておりました。グローバルな環境に身を置く中で、海外の同僚本人やパートナーの妊娠/出産の話を聞く機会が多くあり、聞いたことのない産前産後ケアを耳にするたび、「そんなサービス日本にもあったらいいなぁ」と、漠然と感じていた20代半ば。

30代を目前に、「私が出産する時に欲しいサービスは自分で作る」と一念発起し、投資銀行を退職。とはいえ、産前産後ケア分野は門外漢の身。身体の事をしっかりと学ぶべく、解剖学をベースにした産前産後ヨガインストラクター資格やチャイルドボディセラピスト資格を取得する一方、都内産後ケアセンターで実務経験を積み、起業の準備を行いました。

産婦人科医や助産師が抱えている問題はどこにあるのか。
妊産婦が本当に必要としているサポートとは。
産前産後にかかわる、より多くの人が幸せになる方法は。

客観的な視点から問題点を洗い出しつつ、専門家や妊産婦の方々の意見を広く集め、「産前産後ケアanzucco」として、2014年にスタートを切りました。

 

 

私の理念

「専門家による、科学的根拠に基づいた、安心できる情報とサービスを提供する」

産前産後関連の情報はネット上に溢れています。もちろん、しっかりとした役立つ情報もある一方、商品販売のために恐怖心を煽るものや、科学的根拠に全く基づかない情報がはびこっているのも事実です。

正しい情報はどこにあるのか。
それは、やはり周産期現場にいる産婦人科医や助産師をはじめとした、専門家とのリアルな交流の中にあると考えています。ここにこそ、医学的根拠に経験が加わった、真の情報があると思うのです。

ただ、妊産婦さんがそういった専門家にゆっくり相談できる場が少ないのもまた事実。

そこで、助産師が直接ご自宅にお伺いして、一対一で行う産褥訪問を中心に、産前産後ヨガインストラクターによるプライベートレッスンなど行っております。また、より多くの方に信頼のできる情報を届けるべく、産婦人科医/助産師を中心とした専門家によるコラムサイト【anzucco HUB】の運営を行っています。

出産は、女性にとって、人生を大きく変えうる一大イベントです。この大切な時期に携わらせて頂いている事に感謝と誇りを持ち、「妊産婦さんが安心して新しい命を迎えることの出来る社会をつくる」ことを目指して邁進して参ります。

 

 

anzuccoの今までとこれから

2014年にanzuccoを設立してから、多くの妊産婦さんとかかわって参りました。
– 妊娠中から産後の母乳育児への不安が大きかった方
– 出産まで全くの健康体だったのに分娩時の恥骨結合離開により入院→リハビリ生活となった方
– 産後の体型が戻らず、引きこもり気味になってしまった方、などなど。

どの方も必要としているものはただ一つ、「専門家によるケア」です。

母乳が最初ほとんど出なかった方も、助産師の母乳ケアを定期的に受けることで、「授乳していない方のおっぱいからも出てくるほどです(苦笑)」とご報告が来たり。産後歩行困難となり、ベッドから立ち上がるのも一苦労だった方が、1年のリハビリ/トレーニングを経て復職するまでを見届けたり。産後体型がコンプレックスだった方から、ベビーとの旅行中の水着姿を、絵文字たっぷりでご報告を受けたり。

お一人お一人と、こんなに深くかかわることができるこの仕事が、嬉しくて、楽しくて仕方がない毎日。anzuccoを通して、専門家と妊産婦さんのダイレクトな線が幾重にも重なっていき、より多くの妊産婦さんの新しい生活が笑顔でいっぱいになりますように。