妊娠後期の海外旅行保険 – マタニティ旅行用アドバイス

妊娠中の思い出作りに、旅行に行かれるかたも多いですよね。私もご多分に漏れず、その一人でした。
妊娠29週の時にハワイへ。無邪気にマタニティフォト撮りたーい♪ ベビー服買いたーい♪なんて考えていましたが、その前に大きな壁にぶち当たりました。
「何かあったらどうするの?」の保険です。

今回は、妊娠中の海外旅行保険について。

 

あくまで自己責任のマタニティ旅行

最近では「マタ旅」という言葉も聞きなれた程、マタニティ旅行の特集なども良く目にします。
実際、私も妊娠29-30週にかけて、ハワイに行って来ました。結果的には、何事もなく、夫婦二人だけのゆったりとした時間を過ごすことができ、本当にいい思い出です♡

妊娠中のハワイでは「ゆったり過ごす」が大前提!の上で
・マタニティフォトをビーチで撮影
・ベビー用品の買い物(特にベビー服が可愛い!)
など、これまでの旅行とは違った楽しみもありました。

また、何より、「二人での旅行はこれで最後だね」と実感、いつも以上に新しい命を迎えようとしていることを感じた旅行でした♪

ただもちろんこれは結果論であって、妊娠中は多くのリスクを抱えているという事を忘れてはいけない!という事で、今回私が旅行を決めた際に最も手間取った、「妊婦の海外保険」についてシェアします。

 

妊娠26週を越えたら海外旅行保険に入れない!?

保険適用外の海外での医療は、桁違いの高額請求になる、というのは認識していましたが、出産となるとさらに大変! 旅行先で出産後1億円の請求がきたという「ミリオンダラーベビー」という見出しの記事も、海外で目にしていました。そしてこういう時期は特にそういう記事が目につきますよね。

という事で、今回は特に妊娠中なので、と思い、「妊婦特約とかあるのがいいかなぁ」などとのんきに考えながら海外旅行保険をチェックし始めました。

そして、すぐにぶつかった壁が
妊娠22週までしか加入できない

また、23週以降でも加入できる保険はあるのですが、全て「妊娠・出産に起因する治療は対象外」ということで、意味がないのです・・・。

国内保険は探し初めてすぐに希望がないということに気づき、海外の保険会社商品をチェック。イギリス、オーストラリア系列の保険会社は、妊娠32週まで加入できるものがいくつかあり、希望を見出しながら契約書を読み、出産関連費用もカバーされる保険を探しました!

この時、私達は「出産関連医療も対象となる保険が見つからなかった場合は旅行をキャンセル」と決めていたので、それはもう一生懸命です(笑)

 

やっと見つけた、22週以降の妊婦が加入できる海外保険

いくつかのサイトに問い合わせなども行い、やっと見つけたのがBupa Globalという旅行会社のTravel Insuranceです。
サイト上では、日本居住者は加入できないようにも見えるのですが、問い合わせたところ加入OK!

以下、ご参考までに担当者からの回答です(2016年1月現在)。
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Yes, you can easily take out our insurance as residents of Japan.

With our Travel insurance you will be covered for acute illness and accidents – also in relation to pregnancy, however, pre-natal care like general check-ups and scans are not covered.

You will be covered up until and incl. the 36th week of your pregnancy, or until the 18th week if the pregnancy is a result of fertility treatment or you are expecting more than one child (Please see art. 23.1.7 in our conditions).
****************************

要約すれば、
・日本居住者でも加入可能
・妊娠に起因した病気や事故費用も対象(ただし、妊婦健診などは含まれない)
・妊娠36週目までカバー (ただし不妊治療による妊娠や、多胎児妊娠の場合は18週目まで)

神すぎる・・・・・。

という事で、私はこの会社の
・single trip (premium)
・non-medical option (弁護士費用などが対象となるようで、いざ実際に保険請求となると様々な文書が必要になると思ったので追加しました)
に、オンラインで加入しました。
基本情報に加え、加入期間などを記入していくだけで、簡単すぎる程あっという間に加入できます。

online discountもついてトータルでUSD99。

加入後、PDFの保険証などが送られてくるので、加入条件などをダブルチェックして終了!!

保険に加入できないかもしれない問題に気付いたのが、旅行の1ヵ月前くらいだったので、ふっと肩の荷が下り、一気にハワイモードに突入です(笑)

 

海外保険加入以前の注意点

もちろん、今回の旅行は下記を踏まえた上での自己判断であったことを追記しておきます。

・担当の産婦人科医に了承を得ていた事(出発3日前にも検診を入れ、最終OKをもらいました)
・万が一の時を考え、滞在先の病院や連絡先などを事前に調べていた事
・国民健康保険/社会保険用の、海外療養費支給申請書(医科)を、会社から事前にもらい持参

上記以外にも、往復の飛行機を含めて、滞在中もなるべく負担が無いように、ゆっくりと過ごすよう心がけました。

結果的には、本当に思い出に残る旅行となりました♡
以上、妊娠中の海外保険についてでした。

同じような時期に海外旅行を計画されている妊婦さんのお役に立てれば嬉しいです♪

 

☆お願い☆
保険の内容に関してなど、直接お問い合わせを頂いくことがございますが、私はプロではないのでお答えいたしかねます。
妊婦の方のお役に立てばいいな、と思い私の経験を情報共有している立場ですので、ご理解お願いお願いいたします。